9号:毛を増やす為の無理で頭皮に異常が出ている

毛を増やす為に無理を重ねているので頭皮に異常が出ているのです。そんな人は抜け毛は少ないのに、細くて短い短小毛がかなり多くなっている。 

スタートラインに立たないと頭皮を痛める

今号の問題提起!

スタートラインに立たないと頭皮を痛める

最近の相談メールでは、「これでは毛を増やす為の段階には入れない」と思われるような頭皮になっている人を多数見かけます。

長い年月の間、毛を増やす為の無理を重ねてきている人が非常に多いのです。まず、ご自身の頭皮を見て下さい。

こんな頭皮の異常に注意

  • 頭皮はツヤのある白色か青白い色をしていますか?
  • 頭皮は血の気のないような白ではないですか?
  • 頭皮が乳白色ではないですか?
  • 黄色っぽい頭皮をしていませんか?
  • 頭皮に所々に赤いところがないですか?
  • 頭皮全体が薄いピンク色になっていませんか?
  • 頭皮が赤くなっていませんか?
  • 頭皮にフケが大量に出ていませんか?
  • 頭皮に吹出物が出ていませんか?
  • 頭皮に臭いが出ていませんか?
  • 頭皮が脂っぽくないですか?
  • 頭皮に張りを感じませんか?
  • 頭皮が柔らかすぎませんか?
  • 頭皮が綺麗過ぎませんか?綺麗過ぎる人は脂症である場合が多い。
  • 頭皮がヒリヒリしたりしませんか?

上記のようになっているのにも関わらず発毛させるべく育毛剤を使ったり、毛を増やすことに躍起になっていませんか?こう言う状態では、毛を増やすことができないばかりか、さらに頭皮を痛めてしまい、毛の育たない頭皮にしてしまいす。

頭皮が正常に戻ることで毛を増やせる

頭皮に異常があるのが常態化していると、運良く発毛しても産毛しか育たないし、無理を重ねることで内部の深い部位までも痛め弱らせてしまいます。まるで瀕死の人に鞭を打っているように見受けられます。

現実問題、このような頭皮で無理を重ねている人が多いのです。こんな頭皮で無理を重ねていると、後が大変だと認識して下さい。

毛を増やす為のスタートラインに立てない状態の人が多くなってきており、このスタートラインに立つまでに時間がかかる人が増えているのです。

頭皮の改善とはスタートラインに立つこと

頭皮を改善して本来の状態に戻るとは、やっと毛を増やすケアのできる段階=スタートラインに立ったと言うことです。

ここからが本来の毛を増やす為の段階に入るものなのです。上記のような頭皮に異常があるのだから、生えている毛も成長期が短くなっているものが多くなっています。と言うことは、スタートラインに立つまでは、嫌でも見た目に薄毛は進行すると言うこと。

抜け毛に関する勘違いで間違える

頭皮の異常が常態化して成長期が短くなっている毛が増えていると、生えている毛の本数が減ってくるので抜け毛自体は減ってくるのに薄毛は進行していきます。

  • 抜け毛が減れば良いと思っていませんか?
  • 抜け毛が増えれば悪いと思っていませんか?
  • どのような頭皮での抜け毛ですか?

頭皮の異常と抜け毛

  • 異常のある頭皮での抜け毛の減少は非常に危ないです。
  • 頭皮に異常がなくなってきている時の抜け毛の増加は特に問題ありません。

シャンプー時の抜け毛の平均数?

女性で20~30本前後、男性で30~40本前後なら正常です。

問題は抜け毛の中身です。細くて短い毛の割合はどうなっているか?

抜け毛は少ないが、細くて短い抜け毛の割合が2割を超えて3割・・4割にと段々増えてくると慢性化のサインです。また、毛にも元気がなくっていたり、直毛だったのに癖毛が多くなり、癖毛だったのが直毛の毛が多くなっていると無理を重ねた結果の末期症状か慢性化している段階だとも言えます。

頭皮に異常があるのに、無理を重ねると

  • 季節に関わらずシャンプー時の抜け毛が急激に減ってくる(20本未満になることもある)
  • 何かのきっかけで抜け毛が急激に増える(70本以上になり一気に薄毛が進行する)
  • 抜け毛の中に細くて短い毛の割合が増えてくる
  • 毛に元気が無くなり、癖毛でないのに癖毛の毛が増えてくる
  • 毛に元気がなくなり、直毛でないのに直毛の毛が増えている
  • 細い毛が増えてくる。

頭皮の異常が常態化して、抜け毛が上記のようになってくると、成長期が短くなっている毛が増えてきます。成長期が短くなっている毛が増えてくるので、スタートラインに立つまでは嫌でも見た目の薄毛は進行します。

それでも頭皮の状態を改善してあげることで、毛が増える為のスタートラインに立てるので、頭皮・心身の健康を取り戻すケアに取り組みましょう。

9号は平成14年(2002年)11月10日に配信したメールマガジンです。

【01号-10号】の他の記事