育毛法を探る12コツダイジェスト
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抜け毛が減ることが毛が増えることに繋がると思っている人が多い。が、本当は抜け毛が減る期間が1年2年・・と続くと生え替わる本数が減っていくので毛の総本数が減っていく。
今号の問題提起!
抜け毛が減ると生え替わってくる毛の本数が減る。抜け毛が減り続けると生え替わってくる毛の本数が減り続ける。
抜け毛に関しては過去何回も書いていますが、新しく読者になっていらっしゃる方もいるので、書かせて頂きます。
「抜け毛の多い少ない」と「薄毛の進行回復」とは、ほとんど関係ありません。毛が増えるには、必ずある程度の抜け毛の本数は必要です。だから、抜け毛が減った増えた・多い少ないで、育毛の効果や良し悪しを測らないで下さい。
反対に、抜け毛が減るのは毛が減る可能性が高いのですよ。と言うのが本日の内容です。
ところが、間違いなく多くの人は、「だって、抜け毛が増えて薄くなるじゃないか!」とか、毛が抜けて後に生えてきていないじゃないか!」とおっしゃるでしょう。
見た目の現象面では、事実です。そのように見えますから正解と言えば正解です。
その為多くの人は、「抜け毛が増えて薄くなるのだから、抜け毛が減れば増えるじゃないか!」と訴えるでしょう。
現に美容師さんなんかでも、抜け毛が多いのが問題だから減らす方法を提供したりしています。
情報商材の体験者がおっしゃる効果情報にも、「抜け毛が減って嬉しい」と言っている人もいます。
育毛剤の効果にも、抜け毛予防なんてものもありますし、育毛サロンの広告なんかでも、「抜け毛を減らして・・・・」なんてものもあります。
こう見てみると、抜け毛を減らせば毛が増えるのじゃないか?と思ってしまいますよね
本当に抜け毛が減り続けて毛が増えて、その増えた状態が続くのかどうかが問題ですよね。
例えば、半年とか1年くらいの短期間で見るなら、抜け毛が減れば増えたように感じますし、現実に増える場合があります。
でも、そんな半年とか1年の期間で毛が増えた減ったと言っても「ずっと」続かないと意味がないですよね。
そこで、毛が抜けるとはどう言うことなのかを、ちょっと見づらいですが理解しやすくするために、無理やり時系列で図解して見てみましょう。
条件として、分かりやすくする為に、「あなた」の全ての毛の成長期が5年だとします。
5年で全ての毛が順番に生え替わっているわけです。これを図解すると以下のようになります。5年間に生えてきている毛が育っているのです。
ア~オまでの毛が、全て同じレベルで育っているわけです。今年になると、「ア」の毛が抜けて以下のようになります。
「カ」の毛は、5年前のアの毛と同じレベルで生え替わっているのですね。すでにお分かりかと思いますが、抜け毛とは、一番古い毛が成長期を終えて抜けることなのです(span class=”red”>抜け毛が減るとは、古い毛が抜けずに残ること)。
古い毛が抜けて、生え替わってくる新しい毛が古い毛と同じレベルなら何の問題もないのです。
ところが・・・
次の年に「イ」の毛が抜けて、「キ」の毛に生え替わりました。何らかの原因があって、「キ」の毛は、「イ」と同じレベルではなく、一つレベルが落ちた状態にしか育ちませんでした。
その次の年に「ウ」の毛が抜けて、「ク」の毛に生え代わりました。何らかの原因があって、「ク」の毛は、「ウ」と同じレベルではなく、二つレベルが落ちた状態にしか育ちませんでした。レベルが落ちて成長期が短くなると頭皮の表面に出ている期間がその分短くなる。だから抜け毛が減っていく。
ここまでで、二つ分かりました。
と言うのがよ~く分かります。
でも、疑問が残ります。じゃ、どうして薄くなる際に抜け毛が急増するのか?ってことです。
ここからは、実際にお聞きしたお話です。
相談室でご相談を受けていると、薄くなる前には「ほとんど抜け毛が無かった」とおっしゃる人が多いです。
このことから、薄くなる前には抜けるべき成長期を終えた毛が抜けずに段々と残るようになってきていたのだろう、と推測できます。
成長期を終えて抜けるべき毛が残り、ある時一気に抜ける時があるので、薄毛になる前に抜け毛が減っていることが多いのです。
それは、「キ」や「ク」の毛が育たなくなっているのは、4年前とか3年前までに使っていたものややっていたことが大きく影響しているのでは?と言うこと。
簡単に言ってしまうと、例えばシャンプーを替えると抜け毛が急増して薄くなったのなら、抜け毛急増のきっかけになった時のシャンプーが悪いのではなく、レベルの低い毛しか作れなくした前のシャンプーの方が悪いってことです。
使っているものや・やっていることで良いこと悪いことが、全ての毛に影響を及ぼさずに、生え替わってくる毛に影響を及ぼすところがややこしいです。この件の詳細は小冊子をご参照下さい。ちょっと話がそれましたので戻します。
現に、薄毛の進行している人ほど、抜け毛は少ないです。薄毛じゃなくても、毛の量の少ない人は抜け毛も少ないです。
相談にいらっしゃる人の話を聞いていると、抜け毛が少ないのに毛が増えないことを不思議に感じていて、相談にいらっしゃる人も多いのです。
今、このメールマガジンを読んでいる「あなた」も、抜け毛が少なくて薄くなっているのかもしれません。
たぶん、多くの人が願っている「抜け毛を減らす」と言うのは、生えている毛を抜けずに育てると言う意味だと思います。
が、この願いは、植物のように枝葉の先まで血や神経が通っていて、生きているものに可能なことです。
植物は、枝葉の先まで栄養が行き渡るのですから、当然育て方次第でちゃんと育つようになります。
が、毛は植物とは違います。血の通っていない、神経の通っていない死んだ組織の集まりです。全て過去のものです(過去のものは変わらない)。過去のものを変えるには限度があるのです。
だから、切っても折っても、痛くも痒くもありません。生れ替わらないと悪くもならないし良くもならないのですね。
毛には、人それぞれ固有の成長期と総本数があります。1本の毛の成長期は、男性で3年前後、女性で5年前後と言われ、総量は多い人で12万本少ない人で8万本程度と言われています。
これを単純に割り算で計算してみて下さい。1日の平均的な抜け毛の本数が出てきます。男性だと90本~109本くらい、女性だと55本~66本くらいになります。
これは平均ですから、多い季節には、男性だと1日140本前後くらい抜けることもあるし、女性でも1日100本前後くらい抜けることもあり得るのです。
反対に少なくなる季節には、男性で1日60本前後くらい抜けますし、女性で1日30本前後くらい抜けるものなのです。
この数字は、あくまでも言われている成長期と総本数から単純に計算しただけも数字です。絶対値ではありませんので、当然固体差は激しくあると思って下さいね。
以上書いてきたことをまとめると、
「抜け毛の多い少ない」と「薄毛の進行回復」とは、ほとんど関係ないのです。
「薄毛の進行回復」に関係しているくるのは、抜けた毛がちゃんと同じ成長期・レベルに生え替わっているかどうかです。
抜け毛が減ることを目指していると、抜け毛が減り毛の本数も減る可能性が高いのです。抜けた毛の本数しか生え替わってこないものだから。
ちなみに、抜け毛が多いとか少ないとか、抽象的過ぎる表現をする人が本当に多いです。比べるものや期間、シャンプー時に何本とか、具体的に分かりやすく言って欲しいものです。
92号は平成19年(2007年)4月5日に配信したメールマガジンです。
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