カラー剤やパーマ液・縮毛矯正は頭皮を傷める
今号の問題提起!
カラーやパーマ・縮毛矯正の習慣が頭皮を傷め薄毛の原因になっている。
カラーやパーマ・縮毛強制はどうして薄毛の要因になるのでしょう?
「私はカラーをしているが薄くなっていない」と言う女性も多くいらっしゃると思います。
では、その薬剤や製品を一度顔に使ってみて下さい。どうなるのか一度試して下さい。そんなことは誰もしませんよね。
ちなみに、カラーやパーマ・縮毛矯正をしている人でも、現在薄毛になっていない人はいます。理由は、人により外部からの作用や刺激に対して防御力に差があるです。頭皮の防御力が弱い人ほど、カラーやパーマ・縮毛矯正の影響を受けやすいので人により差が出てくるのです。
カラー・パーマ・縮毛矯正で頭皮と毛穴を傷める
カラー剤やパーマ液・縮毛矯正を肌に使うと、肌を傷めるし肌荒れがひどくなるからだれもお肌には使わないのです。カラーやパーマ・縮毛矯正で頭皮がかぶれを起こし傷める人もいらっしゃるので、相当刺激が強いのだと思います。沁みる人もいらっしゃるでしょう。
では、カラーやパーマ・縮毛矯正をする時に頭皮に薬剤を付けないでしている人はいらっしゃいます?そんなことはとても難しいので、ほとんどの人は頭皮に薬剤が付いているはずです。
皮脂と言う保護膜を頭皮から取り去る
そして、尚且つ脂分が残っていると綺麗に染まらないと言う理由から、必ずシャンプーで頭皮から皮脂を取り去り、頭皮に何も無い状態でカラーやパーマ・縮毛矯正を使うはずです。
カラーは、皮膚よりも硬い髪に染料を入れ込みます。パーマ・縮毛矯正は髪の組織のつながり方を変えるようにします。そんな「浸透させる為」「組織を変えてしまう為」の薬剤が、頭皮にそれも保護膜が無くなった状態のところにつくのです。
現実には、15号に書いた市販のヘアケア製品影響で、いつ薄毛になってもおかしくない下地が出来ている場合が多いので、カラーやパーマ・縮毛矯正をやり始めることで薄毛になっている人が多くいらっしゃるのです。
カラー剤の浸透力は強い
こんな話を聞いたことがあります。
70歳近いお婆さんが、いつも紫色に髪を染めていたそうです。
よくある話です。
その方が亡くなって火葬したあとの頭蓋骨は薄っすらと紫色に染まっていたそうです。
美容業界はカラーやパーマ・縮毛矯正を否定しない
美容雑誌や日経ヘルスで、カラーやパーマ・縮毛矯正を否定している記事を見たことがない人がほとんどだと思います。
何故なら、美容業界(ヘアケア製品製造メーカー・美容室や理美容師)は、これを否定していると「メシが食えないから」です。何とか肯定する為の理由を探してきます。
よく考えて下さい。今の美容室でカットだけでいくらの収入になるでしょう?一人のお客様でカットだけなら、概ね2,000円~5,000円くらいでしょう。お店も増えて客数が減っているのですから、これでは商売にならないのです。
カラー・パーマ・縮毛矯正・トリートメントがないと成り立たない
客数が減っても売上を維持して儲けを出そうとすれば、単価を上げるしか方法がありません。単価を上げるには、カラーや縮毛矯正・パーマ・トリートメントですね。
来店回数を上げるには、見せ掛けを綺麗にするトリートメントですね。本当に髪質が良くなるなら2ヶ月や3ヶ月で「トリートメントが取れてくる」なんてことはありません。
- カラー
- パーマ>
- 縮毛矯正
- トリートメント
この3つが無くなれば、潰れる美容室が急増してきます。だから、カラーやパーマ・縮毛矯正・トリートメントを否定しないし、できないのです。
ただ、女性や若い男性は「ビフォー」→「アフター」の見違える変化を望む傾向が強いので、仕方がないと言えなくはありませんが・・・・・
16号は平成15年(2003年)10月6日に配信されたメールマガジンです。