女性の薄毛の原因は普段のヘアケアにあり
今号の問題提起!
女性が好む綺麗に魅せスタイリングをよく魅せるヘアで毛質を悪くし、女性の薄毛の原因になっている。
貴女が小さい頃、幼稚園や小学校の頃の髪を思い出して下さい。間違いなくサラサラで軋みやパサつきのない綺麗な髪だったはずです。
ところが、小学校の高学年くらいから、おしゃれの為にリンスやトリートメントを使い始めます。もっと小さい頃から使っている人も最近では多いはずです。
女性の薄毛の原因のヘアケアで毛も痛み頭皮も痛める
それに加えて、高校生くらいになるとカラーを始めますし、セット力の強いヘアケア製品を頻繁に使うようになります。
高校生ぐらいか社会人や大学生になると、毛がパサついたり軋んだりしてくるので、これを防ぐ為にシャンプーを変えたり、リンスやトリートメントを変えたり、整髪料やムースやワックスや寝癖直しを頻繁に使うようになります。
パーマや縮毛矯正をする人も出てきますし、カラー等も頻繁にする人も出てきます(カラーやパーマ・縮毛矯正については次号にて)。
女性の薄毛の原因で毛質が悪くなりまとまらなくなる
美容院でトリートメントをしないと、髪がまとまらなくなったり、美容院でのトリートメントが取れるとひどい髪質になっている人も多いはずです。元々は黒髪なのに赤茶けたような髪になっていたり、若いのに白髪が多くなっている人も多いはずです。
女性の薄毛の原因で毛質悪化・頭皮の老化が促進される
長い間、おしゃれや綺麗に見せる為のヘアケア習慣で、「髪質が悪くなっている」のと「頭皮自体が老化してきている」から老化した毛しか育たなくなってくるのです。放っておくと、毛が細くなってきて分け目が広がって見えるようになります。
弱っている頭皮・老化した頭皮に育毛剤はきつ過ぎる
薄毛になったからと言う理由で、育毛剤のような刺激物をいきなり使えば、さらに頭皮を老化させ、弱っている頭皮をさらに弱らせるのでこじらせるだけの可能性が高くなっていきます。(育毛剤の効かない頭皮になっていると言えます)
スキンケアと女性の薄毛の原因:頭皮のケア
女性なら分かると思いますが、顔に使う化粧品で綺麗に見せる為のものと、それを落とす為の強い洗顔を繰り返していると、ひどい肌荒れで皮膚が老化してしまい、20才代なのに50才代の人のようになっている人もいるはずです。
ところが、顔に使う化粧品には、肌を整えたり肌質を良くする為の化粧品がありますし、洗顔料でも100gで最低でも1,000円や2,000円はしますし、敏感肌用のものなら3,000円以上はします。使い方も、ファンデーションや洗顔料と化粧水や美容液は、別々に使います。
ヘアケア製品が女性の薄毛の原因に
ではヘアケア製品はどうでしょう?
シャンプーなんかだと500mlで1,000円なら高い方ですし、洗顔とファンデーションを同時に行うようにヘアケアを行いますし、化粧水や美容液に類するものはありません。(うたい文句に美容成分配合とは言っていますが、価格を見てください)。
ヘアケアの目的が毛質を悪くし頭皮を老化させる
リンスやトリートメント等は毛をコーティングしたり補修したりする為に使われ、その為に作られています。
その為に使われている成分は浸透力も強く、タンパク質変性作用も強いので、ずっと使い続けていると保水力のないパサついたものになってきますし、毛の色までもが変わってくるのです。
こういった成分が、シャンプーをして綺麗になった頭皮に付着することで頭皮が老化して血行不良になり、毛穴内部に浸透して毛を育てる組織を痛め弱らせるのです。市販のヘアケア製品は、付着して残留しやすいように作られているのです。
同様に、最近のシャンプーにはリンスを一緒にしているものもありますし、シャンプー自体に感触やスタイリングを優先したものが配合されているので、さらに頭皮を老化させることになっていきます。
長年のヘアケアの習慣が女性の薄毛の原因
もし、ここに書いたことに疑問を持たれるなら、今お使いのシャンプーで洗顔をして顔にリンスやトリートメントをして見てください。きっとひどい肌荒れになってくるはずです。
自分では頭皮の状態が見えないだけに怖いですね。こう言うことを顔と同じ皮膚である頭皮にもしているのです。これは男性とて同じことです。
女性の薄毛の原因を解決するヘアケアを
上記では価格のことを書いていますが、ヘアケア製品の目的が違うとご認識下さい。綺麗に見せる為にヘアケアを行うなら、市販品で十分です。でも頭皮の老化を防いで毛を回復させるには、その為の目的の製品が必要になります。
- 決して脂分を取ることが育毛に役立つのではないこと、
- 石鹸系の製品では老化している頭皮にはかえって負担になり頭皮に異常をきたすことが多いこと(目的が違う)、
- 目的の違う製品を一緒に使うと、悪くすることはあっても良くはならないことを理解しましょう。
15号は平成15年(2003年)10月6日に発行したメールマガジンです。