育毛に役立つ頭皮用シャンプー
今号の問題提起!
ヘア用のシャンプーは髪に残留するが頭皮にも残留する。頭皮に残留しない頭皮用のシャンプーが育毛に役立つ。
ヘア用のシャンプーでは「頭皮が泡立っている」と言う表現は、ちょっとおかしいですが、ご理解頂くには必要な表現かな?と思いまして書いいます。どうして泡立っているのか理解に苦しむ人も多いかと思います。
2005年より私の相談室で行っている「頭皮の温浴」ケアを行うと、本当にお湯が泡立つのです。本当にびっくりするくらい泡立つ人もいます。頭皮や髪の毛・毛穴内部にシャンプーが残留していることを表しているのです。
ヘア用シャンプーはすすぎをしっかりしても残留している
たぶん、これを読んだ人は「私は、すすぎをしっかり行っているから大丈夫よ」とおっしゃるかもしれません。
私の相談室で「頭皮の温浴」ケアを行った人は全て、「しつこいくらいに”すすぎ”をしているのに・・・」と絶句状態になっています。
天然成分で出来ているシャンプーでも泡立つ
「いやいや、私は天然成分の植物生まれの界面活性剤で出来たシャンプーを使っているから大丈夫ですよ」とおっしゃる人もいるでしょう。
ところが、ネット上で「石油から生まれた合成された界面活性剤は危ない。」と言って、自社の製品は天然成分で植物生まれの界面活性剤を使っているから大丈夫です。と訴えているシャンプーやトリートメントを1年以上も使っていらっしゃった人の頭皮が一番泡立ちました。この方は、顔面蒼白状態で声を無くしていました。
いままで経験した中で一番頭皮や髪・毛穴に残留していたのが、天然や植物生まれを強調していたシャンプーとトリートメントなのです。
そりゃ、私のところに相談にいらっしゃるくらいなのですから、そんなシャンプーやトリートメントを使っているから薄くなりますよね。
薄毛に悩んでいるなら頭皮用のシャンプーを
実は、相談にいらっしゃる人たちは、皆さん薄毛で悩んでいたり、髪や頭皮に不安を持っている人ばかりなのです。だからこそ、頭皮に良いシャンプーやヘアケア製品を探して、良いと思われるものを使っていらっしゃいます。
頭皮用シャンプーを選ぶ基準が間違っている
その頭皮用のシャンプーの基準が以下3つになっているようです。
- 天然成分
- 植物生まれの界面活性剤
- 石鹸
でも、実際に洗ってみると、上記の3つの範疇に入る頭皮用と言われるシャンプーを使っているのに、泡立つわけです。どうして薄毛が解消できないのか、どうして薄毛になるのか分かる気がします。
シャンプーは目的が大事
シャンプーは、その目的が大事なのですね。その目的の為にどのように処方設計されて作られているのか?これ次第で頭皮用シャンプーかヘア用にシャンプーかの違いが出ます。
成分的なことは、この処方設計に左右されますから、成分的なことをあまりにも強調し過ぎる製品は、販売者が良く分かっていないことの裏返しなのです。
以前2回に渡ってシャンプーとシャンプー法が大事だと書きました。
頭皮用のシャンプーとは?
育毛に役立つ頭皮用のシャンプーの特徴は、以下の4点でしょうか?
- 髪の感触やスタイリングを考慮していない
- 皮脂を取り過ぎない
- 薄毛の人の頭皮を想定している
- 残留しづらい処方設計
今回のコツは、
「成分ではなく、頭皮用で育毛に役立つシャンプーを使って欲しい。」
49号は平成18年(2006年)6月2日に配信したメールマガジンです。