37号:育毛にはシャンプーとシャンプー法がカギを握る

育毛にはシャンプーの目的とシャンプー法の目的がとても大事。シャンプーはどれも同じではない。薄毛の人の頭皮を考慮したシャンプーで考慮したシャンプー法が必要です。

育毛にはシャンプーとシャンプー法がカギを握る

今号の問題提起!
あなたの使っているシャンプーの目的は何?育毛を考えたシャンプーを考えて選び、育毛を考えたシャンプー法を採っていますか?

育毛に一番大事で鍵(カギ)を握るのが「どんなシャンプーを使って(目的)」「どんなシャンプー法を採るか(目的)」です。

この二つが揃って始めて育毛に役立つシャンプーができます。
今の世の中、

  • 多くの人が毎日シャンプーするのが習慣になっていること
  • 使うシャンプーとシャンプー法次第で頭皮の環境が大きく変わるからです。

育毛向けのシャンプーとシャンプー法を

「こんなもので良いのだろう」的発想が一番いけません。薄毛を治すなら、ちゃんとした育毛向けのシャンプーと育毛に役立つシャンプー法を採って欲しく思います。

育毛用のシャンプーの為と売り文句の違い

最近の傾向としてあるのが、育毛に向きそうなシャンプーの売り文句です

  1. 「美容師が開発した」「消費者が開発した」
  2. 「殺菌・抗菌」
  3. 「美容成分配合」
  4. 「石鹸は・・・」

これらはあくまでも売り文句であって、本当に美容師や消費者が開発したのでは無いだろうということは理解しておく必要があります。たぶん、メーカーに色々と注文を出して、最終的に価格と使った時の感触を確認したのが、美容師や消費者だと思われますね。

毎日清潔にするシャンプー法だからフケ症で匂うようになる

不思議に思って欲しいのは、毎日シャンプーしている現代人にフケ症や常在菌の繁殖が多いことです。その為頭皮が臭うのです。清潔にしているから皮膚常在菌の繁殖が激しくなり、それがフケ症で臭う原因になっているのです。

殺菌・抗菌シャンプーでは頭皮を弱らせる

殺菌・抗菌シャンプーでは、一時的には綺麗になる確率は高いですが、使い続けていると、毛はもっと薄くなっていくと思います。私たちは無菌室で生きているわけではありませんから、殺菌・抗菌では、皮膚が弱っていくのでは?と思われるからです。

美容成分配合シャンプーなら価格は?

美容成分配合シャンプー。では、そのシャンプーの価格はいくらですか?100mlあたりいくらしますか?美容液なんて30ml程度で6000円くらいするのはザラですよね。

まあ、美容成分が入っているのでしょうが、何の影響もないレベルの配合だと言えますから、育毛に役立つとは到底思えませんね。

石鹸シャンプーは?

石鹸素地は、脂と水酸化ナトリウムや水酸化カリウムを混ぜて作ります。だから、立派な合成ものですし、安全なものでもありません。(水酸化ナトリウムや水酸化カリウムは劇毒物に指定されています)

高価な石鹸は、脂に良質なものを使っていたり、他に混ぜ物をしているだけ。

石鹸独自のマイナス面

  • 強アルカリ(殺菌作用・昔は殺虫剤にも使用)
  • 残留性が強い(遊離アルカリの問題)
  • 使用法が面倒で難しい
  • 体質的に石鹸では負担になる人が増えている

とまあ、薄毛を治していく育毛には向かない要素が強いです。

薄い時の育毛とフサフサの時の育毛

ここで一つご注意事項です。

ここに書いているのは、薄毛を治していく育毛に役立つかどうかで書いています。髪がフサフサにある場合の育毛について書いているわけではありません。

当然のことながら、薄毛を治していく時の育毛と、フサフサにある場合の育毛では捉え方が違ってくるので、使うシャンプーやシャンプー法に関しても変わってくることはあります。

「髪を守る為の育毛」と「薄毛を治していく為の育毛がある」

育毛には「髪を守る為の育毛」と「薄毛を治していく為の育毛がある」と言うことです。

フサフサの髪を守るなら、石鹸系のシャンプーで週に1回洗髪するだけでも良いのかもしれません。湯シャンだけにしてしまうことも方法かもしれません。

が、薄毛を治していく時には、頭皮の育毛環境が悪化しているわけですから、その為のシャンプーとシャンプー法が必要になってくるわけです。

ここを外して「育毛がどうのこうの」と言う話は、全くのナンセンスなことなのです。今回は長くなり過ぎるので、次回も「「シャンプーとシャンプー法が鍵を握る」についてですね。

37号は平成17年(2005年)12月6日に配信したメールマガジンです。

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