23号:あなたに不必要な情報で頭皮と心身が危ない

他人様が良いのは、その他人様に必要な情報・有益な情報であってあなたには不必要。薬は体や心への作用が強いから効く。体や心が薬で病んでいる人が増えている。 

「あなた」に不必要な情報で頭皮と体を痛めている

今号の問題提起!
「あなた」に必要な情報と不必要な情報を選別していますか?その為に「あなた」自身を知ること。

誰しもが効果を出したいし、手間や費用をかけたくないので身近にあり効果的なものを探し回ります。

特に、インターネットが浸透するのに従って自分で情報を集めることができるし、誰でもが平等に情報を発信できるので、この傾向が2000年くらいから顕著になっています。

必要な情報と不必要な情報の選別

別に情報を発信するのは良いと思いますし、その情報を見て参考にするのも結構なことだとは思います。では、その情報が「貴方に必要な情報」なのか「貴方に有益な情報」なのかを選別しているのでしょうか?

ご相談内容をみていると、選別せずに「効果があれば何でも良い」と不必要なことを取りれて、不幸な状態(頭皮がカブレる、真っ赤になる、フケだらけになる、皮脂分泌過剰)になっている人が非常に多いように見受けられます。

他人の情報は他人に必要・有益な情報

  • 「掲示板で言っていたから」とか
  • 「情報番組で言っていたから」とか
  • 「雑誌に載っていたから」とか
  • 「どこかのホームページに書いていたから」とか

まあ、人それぞれですが、そのことがあなた「必要なのか」「有益なのか」「不必要なのか」「有害なのか」を考えずに受け入れているわけです。と言うと、このメールマガジン自体も情報なので、良し悪しや必要不要は読者の皆様の判断にお任せすることになります。

情報には必ず二面性がある

このマガジンは、できるだけ偏らずに「こう言う見方もある」とか「こんなマイナス面もある」とかを書くように心がけるようにしていますが・・・。

どこの誰が書いているのか?分かっていますか?

いずれにしても、どこの誰が書いているのか分らないものは、情報としては何の値打ちもないのは確かなようです。

この辺は、インターネットに限らず実際の社会でも同じですので、疑問を挟む余地はないと思います。

ホルモンを操る情報は危険

そうは言っても、どこの誰が発信しているかが分っていても危ない情報も存在しています。中でも一番気を付けて欲しいことは、ホルモンを操ろうとする情報と体の機能を操ろうとする情報です。

これは、使われる製品や飲む製品の成分云々を言っているのではありません。「操ること」と「操ろうとすること」自体を言っています。

薬の副作用・後遺症でのご相談増加

どんな情報であっても、体の機能やバランスを意識的に崩すような情報は信用しない方が良いと思います。実際に寄せられるご相談を承っていると、以下のようなご相談が増えてきました。

  • 男性ホルモンを操ろうとしている:フィナステリド・デュタステイリド
  • 成長ホルモンを操ろうとしている:HGH(成長ホルモン促進剤)
  • 血流を薬品で良くしようとしている:ミノキシジル

どうして、弊社にご相談下さるのかを良く考えてみて下さい。

ご相談下さるのですから、上手くいかなくて頭皮や体に異常をきたしていたり、効果にもつながっていないのです。体調も崩してウツ傾向になっている人もいるのです。

医療機関で処方されている

上記のことを、自分で集めた情報の中から自分で行っているなら自業自得だとは思いますが、医療機関の育毛治療での場合と所謂e-bookの中で「安全だ」と書かれているのを信じてる場合があるのです。

私たち人間の体は、ホルモンを始めとして微妙なバランスの上に成り立っています。まるでいろんな歯車が寸分の狂いもなくかみ合っているようにです。

この歯車に狂いが出るように体のバランスを崩すと、その時には何もなくても体が衰えてきた時や何かで体調を崩した時に、その影響が出てくる「可能性」が高くなります。

可能性と書いたのは、どう言った形で出てくるのか分らないからという事、そして、長期に渡る多くの治験がないからです。

何かがあってからでは遅い

アメリカでも、HGHと言う成長ホルモンを健康食品扱いから医薬品扱いするようになるようですし、国際オリンピック委員会もHGHをドーピング検査での検査対象にするようですから(検査法が難しいようですが)、それだけ健康に対する影響が大きいということでしょう。

男性ホルモンに関しては、今更言うこともないと思います。男性でも女性でもホルモンのバランスを崩すことは恐ろしいことなのです。こう言ったことを書くと必ずと言って良いほど「いやいやこの製品は安全だ」と言う意見が出てきます。

では、その根拠は何でしょう?

10年20年30年に渡る長期の治験結果が存在していない

10年20年に渡る追跡した治験結果や3世代に渡る結果が日本に存在するのでしょうか?米国から出てくる情報はあてになりませんよ。イラク戦争やBSEの問題でよく分かっていることです。ただし、「生きるか死ぬか」や「この病気を治すには、この薬しかない」とかで必要な場合もあります。これらは医師が患者やその親族と相談して決めるべきことです。

体を壊せば毛も無くす

「生きるか死ぬかではない」育毛のケアに、体を壊す可能性のあるものを使ったり飲んだりする必要があるのでしょうか?体を壊してしまってからでは、育毛どころの話ではなくなってしまいます。読者の皆さんはどう思うでしょう?

先日たまたま掲示板で「毛が戻ることに命をかけている」なんて言う投稿を見かけました。「命をかける」意味さえ分かっていないと思える人の戯言ですから、こんな人は毛が戻ることはないでしょうね。

23号は平成16年12月21日に配信したメールマガジンです。

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