29号:育毛は消去法が効果的

育毛は「あなた」の毛の成長を阻害するマイナスを減らす消去法の方が効果的。何か加えて育毛効果をプラスすればするほど良いと考えるのは、物を売りたい人が多いから。 

消去法での育毛が効果的に取り組める

今号の問題提起!
プラスを加える育毛よりもマイナスを減らす消去法の育毛の方が効果的。

誰でも、何かプラスになることをすると「育毛の効果が出て毛が増える」と考え・思い・感じますよね。ところが、現実にはプラスになることをするよりも毛が成長する為の「マイナス」を減らす育毛の方が効果は高いのです。

プラスの事例

  1. 例えば、育毛剤を使う

    確かにリアップ等の育毛剤は発毛効果が高いです。そういう意味では、広告で告知されていることはウソではありません。

    でも、発毛させるのは、無理に発毛させているのであって(血管拡張も同様)、発毛はすれども育たない毛ばかりになるので、結果は出ているのに薄毛は治らないのです。

    さらに、育毛剤で刺激や作用を与えれば与えるほど、頭皮にとっては負担になっていきます。

  2. 例えば、毛の生育にはこの栄養素が必要だから

    これも一般論的には間違っていないでしょう。ウソではないと思います。でも、現代社会で栄養失調の人はいますか?いないですよね。いるとすれば、コンビニ食やファストフード過多でミネラル・ビタミン不足の栄養失調です。

    1960年代の日本の方が貧しかったし、現代の方が圧倒的に栄養は過多です。でも、1960年代の人の方が毛はフサフサの人がとても多いです。

    そうなんです。現代人の方が栄養のバランスが悪過ぎて、ビタミン・ミネラル・酵素類・抗酸化物質・フィトケミカルが摂れていないのです。バランスを考えずに栄養を取れば(特に栄養素を摂るサプリメントやジャンクフードがいけない)、体は健康なのに体調不良になっている人が多くなっているのです。

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  3. 例えば、頭皮をよく洗いなさい

    よく洗わないと毛が無くなるなら、1960年代の日本人はみんなハゲています。現代は、過剰に洗い過ぎるから薄毛人口が増えているのです。

    やり過ぎです。それも目的の違うシャンプーや体質を考えないシャンプーで、洗髪し過ぎている人が多いのですから、薄毛人口が増えて当たり前です。

    TVのCMで「薄毛人口は、今は15年前の倍以上」と言っている育毛サロンがありましたが、その原因をCMを流している育毛サロンが作ったか・促進していたのを知っていますか?

    1990年代の始めの頃に、TVのCMや何かの特集で「マイクロスコープで頭皮を拡大してみせて」「毛穴が詰まっているから毛が生えない」と訴えたのです。

    「禿げたくなければよく洗え」は、ここからきています。そのおかげで薄毛人口が増えて、脂漏性の人も増えたのです。(今でも、こう言うことを訴えるサロンや理美容室がありますから困ったものですが・・・・)

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育毛効果を求めて何か足したから毛を無くしている

上記3点は、今育毛に効果があるとされる情報の多くです。こんなことに一所懸命になっていると、本当に毛を無くします。現実に、上記の3点で薄毛やハゲになっている人が多いのですから。

売る為の情報=育毛効果を加える方法ではなく「あなた」に必要な情報を

  • シャンプーは、その目的を良く知ってから選び使いましょう。何の為に使うのか?
  • 育毛剤は、育毛剤が効く頭皮で使いましょう。育毛剤の効かない頭皮だから薄毛で、負担になるのです。
  • あなたの食生活は?日本人なんだから、まずは日本食をちゃんと食べることを考えてください。腹八分目です。

大まかに上記の3点を書いていますが、あなたにとって「マイナスは何か」「実践した方が良い習慣は何か」、これらは個別には違うのでここで書くには少し無理があります。

「ネイティブアメリカンにハゲはいない」

「ネイティブアメリカンにハゲはいない」話が出てくるのは周期があるような気がします。ホホバ油が紹介された時も、「ネイティブアメリカンにハゲがいないのは、ホホバの実を整髪料として使っていたから」と言われて、ホホバ油が良く売れたものです。ソーパルメットも同様ですね

運命の12年周期?でも、薄毛人口は減らずに増えています。

「ネイティブアメリカンにハゲがいないのは、ネイティブアメリカンの生活習慣の中で整髪料としてホホバ油を使い、滋養強壮剤としてノコギリヤシを飲んでいる」場合に限られるのではないでしょうか?

ネイティブアメリカンの平均寿命はいかほどだったのでしょうか?35歳とか40歳くらいなら全く持って信用できない情報に入ります

まあ、「1960年代、1970年代の日本人にハゲはいない」と言っても商売にはなりませんので、誰も言いませんし告知しません。売るものがありませんから。

「ネイティブアメリカンにハゲがいない」と言って、ネイティブアメリカンが使っていたものを告知した方が商売になります。売るものがありますから。

29号は平成17年(2005年)7月24日に配信したメールマガジンです。

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