薄毛と脱毛症は違う

薄毛と脱毛症は違います。薄毛は毛が無くなると毛になる組織も無くなるので回復はほぼ不可能になります。脱毛症は毛が無くなっても毛穴内部には毛が生える組織が残っているので元に戻ります。

薄毛と脱毛症は違う

薄毛と脱毛症は違います。薄毛になっていくプロセスと脱毛症が発症するプロセスとは全く違いますから、当然回復していく過程も全く違います。

薄毛になっていくプロセス

薄毛は以下のようなプロセスを経て毛が無くなっていきます。その為、毛の太さや成長期が「0」になると毛を作る組織自体無くなってしまうので髪の毛の回復は絶望的になります。

  1. 生えている毛の中身の薄い毛質になり(腰がなくなる)
  2. 生え替わってくる毛から細くなっていき(密度が広がる)
  3. 生え替わってくる毛から成長期が短くなっていき(本数が減っていく)
  4. 太さと成長期が「0」になると毛根内の毛を作る組織が無くなっていき
  5. 毛が生えていない毛穴が増えていきハゲになっていく

だから、薄毛は髪の毛がある状態(できれば5センチ以上伸びている)で、髪の毛が育つケア方法を採る必要があるのです。

髪の毛が育つ効果の出方は、上記の進行プロセスをなぞるように改善されていきます。

脱毛症が発症するプロセス

ここに記述する脱毛症とは円形脱毛やびまん性脱毛症を対象としています(抗がん剤・コロナ感染とコロナワクチンの副作用による脱毛症含む)。脂漏性湿疹皮膚炎や毛根が細菌に感染しての脱毛症は対象ではありませんのでご注意ください。

  1. 毛細血管への血流が制限される、もしくは自分の免疫が毛根を異物と認識する
  2. 毛母細胞の細胞分裂が停止するので、成長している毛がいきなり抜けてしまい生え替わってこなくなる
  3. 毛が生えていない毛穴が表面化し、毛のない部位が出てくる

毛の無い部位が円形で表れれば円形脱毛症、全体的にパラパラと毛ない毛穴が表れればびまん性脱毛症。

毛が無くなったのは血流制限や免疫の毛根攻撃なので、毛を作る組織は残っています。これらが改善され血流が戻り毛根攻撃が無くなれば、毛母細胞の細胞分裂が再開するので元の髪の毛が発毛してきて元のように改善する。

薄毛と脱毛症は違う書籍

薄毛と脱毛症は違うのを詳しく記述している書籍を紹介します。

この違いを詳しく知ることで、「あなた」に必要な育毛の効果が分かるようになり、育毛方法を選ぶ基準が分かるようになります。間違った育毛方法を採らない為にも薄毛と脱毛症の違いを知って下さい。

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