この女性が始めて相談にいらっしゃったのは、2006年の3月のことです。一目で薄い、地肌が丸見えでスケスケ、と見えるくらいに進行していました。
薄毛のキャリアは10年以上で、かつ深度も深かったです。生えてきている毛が、軟毛化しかけていましたから、回復するにしても、相当年月がかかるのが分かります。このことは、最初にご本人に伝えておきました。
平成19年8月25日育毛剤を半年程度使用したことがあるようでしたが、(国産のミノキシジル製剤です) そのことが、頭皮をだめにして薄毛をこじらせてしまう原因にもなっていたようです。
こんな場合、非常に困ることがあります。このこともちゃんと理由付けをして、この女性には言っておきました。
それは、「これだけ進行していて、育毛剤でこじらせているので、頭皮が良くなり始めると、今よりも進行する可能性が非常に高い。が、たぶん7月8月くらいで見た目の悪さは底を打ち、その段階からゆっくりと増えてくるようになります。」と、
ご本人にはつらい時期にはなりますが、こじらせて育っている毛は、生き返らないのです。
抜けて生まれ変わることで生き返っていきます。
このことも、理由を付けて説明をして納得頂きました。その上でケアを始められました。 予測した7月8月になっても進行しなかったので、ご本人は幾分安心していたようです。
ところが、9月になって予測したとおりに進行して ご本人は、半泣き状態でした。
でも、私にはここが底で、これ以上進行することはなく、ここから段々増えるようになるのが分かっていました。
だから、
「心配は要りませんよ。今は見た目には厳しいけど、頭皮やその他のことは、私の言った通りになってきているのですから、ご自分の頭皮とその他の変わってきていることを信じて下さい。」と助言しておきました。
この女性のすごいところは、ここです。多くの女性(に限らず多くの人ですが)は、 今の見た目が悪いと、先々も悪いと考えます。
同じように、今の見た目が大丈夫なら、先々も大丈夫と考えます。
この先々を占うものが何なのかが、分かっていないのに、見た目だけで判断するのです。
だから、上手くいかないのです。
この女性は、見た目で判断せずに、ご自分の頭皮を信じたのですね。
そして、翌年3月になりました。やっと1年です。
元に戻ったのではありません。やっと、相談にいらっしゃった時よりも幾分黒々を見える部位が広がり、薄い部位でも隠れるようになってきたのです。
でも、この状態を近くで撮った写真で見ても分かりません。ちょっと遠目で見る感じになるように、お写真を縮小してみると分かります。
要は、本数が増えるのはこれからだけど、軟毛化し始めていた毛が減って、比較的硬毛に近い毛が増えてきたことで、透けている部位でも隠れるところが出てきているのです。
ここまでくれば、あと1年がんばれば、見違えるようになってくるのが予測できます。
理由は、
この二つが言えるからです。だから、もうちょっとがんばれば元に戻るのです。
ところが、女性と若い男性にはよくある話なんですが、私が、最初に助言したこと、すっぽり忘れてしまっているのです。
その為、拡大写真を見比べて、あまり変わっていないことに、疑問を感じていたようです。
縮小写真では変わっているんですがね・・・。
要は、同じ5センチの改善でも、10センチの中で見るのと、1メートルの中で見るのでは違うのです。10センチの中で見ると50%ですが、1メートルの中でみると5%ですからね。
1年で見違えるくらいに変わる人は、そうそういません。
特に、この女性はキャリアも長く(10年以上)、軟毛化しかけていたのですから、
普通でも短期間で戻ることは考えづらいです。
ミノキシジル製剤でこじらせているのですから、もっと時間がかかると考えるのが普通ですね。
育毛は頭皮のことを考えましょう。頭皮は人それぞれ、だから育毛法も人それぞれ。薄毛の原因も人それずれなので、薄毛の改善パターンも人それぞれなのです。
『薄毛の対策は育毛相談WEBの頭皮回復から』
効果がある言われる育毛剤を使っても毛は増えません。抜け毛が減っても増えない。発毛しても育毛にはならない。他人様の育毛の成功体験ほどあてにならない。
薄毛は個体差があり、効果的に育毛を行うには、その人の習慣や体質・環境に大きく左右されます。 一般的な情報は、あなたには役立たない情報になるだけでなく、かえって負担を与えたり、畑違いのケアになることさえあり、せっかく行っているケアが頭皮を痛める素にもなりかねません。効果的に育毛を行う為にも、あなたの個別の相談を受けましょう。