生え際の後退は変化かもしれない。
今号の問題提起!
生え際の後退は年齢に伴う変化かもしれない。変化を変えるのは無理なので、無理強いすると他の部分の毛を無くすかもしれない。
多くの男性と最近では女性でも望む効果と言うのがあります。
こんなことをこの紙面に書くと、すぐどこかで【「うちのケアを行えば」「この製品を使えば」回復できますよ。】と言うところが出てくるので、本当は書きたくないのです
が、ケアを行う人が一番陥りやすくて、育毛の袋小路=アリ地獄に陥る入り口でもあるので、今回は書いておきます。
このメールマガジンを読んでいる人は、そんな地獄にハマらないで下さいね。
それは生え際の後退ではなくて変化
それは、生え際の後退と言いますか薄毛と言いますか産毛と言いますか、生え際に関するものです。生え際に関すること全般と捉えて下さい。
テーマにも記載していますが、TOKIOの松岡くん(事例に出してすみません)の左右の生え際を見て下さい。かなり角ばるように後退していますよね。
たぶん年齢を重ねるのに従い、丸みを帯びていたのが角ばるようになっていったのだと思いますが、これをM字ハゲとは言いません。
これを何とかしたいと訴える男性が非常に多いのです。
本来の生え際の形・状態は変えられない
松岡くんの場合は、この生え際の形が松岡くん本来の生え際の状態では?と私は思っています。本来の松岡くんの生え際の状態ですから、どんなことをしても回復なんてできないのです。
こんなことを書くと、
「いや、私は以前はちゃんと生え際に生え揃っていたのだから、本来の生え際ではない」と主張される人がいます。
10代の頃の生え際には戻れない
この主張を30歳代の方がおっしゃるなら、まだ理解できます。ところが、20歳代の人がおっしゃるなら大きな勘違いです。10歳代の頃の生え際に戻りたいなんて言い始めると、無茶苦茶な希望です。
人間の体は年齢を経る度に変化します。小学校の時と中学校の時で違うのです。ましてや中学校や高校の時と20歳代の時とでは全く違います。同窓会なんかで会うと、面影は残っているが、変わっている人が多いですよね。
生え際の変化は人により違う
当然のように生え際の自然な変化もあるわけです。どの年齢で固まるかは、固体差があるので何歳でとは限定はできないですが、20歳代では慌てふためくものではありません。
例えば、松岡くんの場合は、あの生え際が松岡くん本来のものかもしれませんが、片岡鶴太郎さんの生え際の場合は、本来の生え際からM字に後退していると見ることができます。片岡鶴太郎さんの生え際は明らかにM字の後退ですね。
生え際の変化を受け入れられないと毛を無くす
今の若い男性や女性の中には、この生え際の変化を気にし過ぎて、自己流で尚且ついろんなサイトの効果情報を鵜呑みにして、なんともできない生え際にいろんなものを使って、反対に後退させてしまっている人が非常に多いのです。
髪の毛には、回復できる境界線がある
この境界線を越えると回復できる確率は5割を割り込んで極端に落ち込みます。特に生え際は、他の部位に比べてマイナス要因も多く、かつ伸びるスピードも遅いですから、無理をして毛が育たなくなってしまうと後の祭りになってしまいます。
ご両親の20才代の頃の生え際は?
そうならない為にも、本来のご自分の生え際をまず知りましょう。一番良いのは、あなたのご両親の20歳代の頃の生え際はどうだったのかです。そして、今のご両親の生え際はどうなのかです。これらから、ある程度は類推することができます。
生え際はマイナス要因が多い
また、一度後退し始めると止めるのが難しいのも生え際です(このことが不安になる要因でもあります)。すぐに境界線を越えてしまいますし、伸びるスピードが遅くマイナス要因も多いからです。
生え際はどこかで進行を止める努力を
これらのことから、生え際の後退はどこかで進行を止めることを優先したケアを行う方が確実性は非常に高いです。自己流で効果を求めるだけのケアで、力を使い果たしてしまうのではなく、やはり基礎的なことを着実に積み重ねる方が効果的です。
我流・自己流か?助言に耳を傾けるか?
自己流で思い出しましたが、私のところでケアを行っている人の中には、いろんな人がいます。
- 私からの助言をきっちり守り、定期的に状態をお知らせ下さり、ご助言通り修正するべきことをちゃんと修正している人
- 取り合えず使っているが、使っているだけで助言することはしたりしなかったりの人
- 私からの情報を一切見ず、ネット上で言われる情報やTVや雑誌等のマスコミで言われることを鵜呑みにして、そのような使い方をしている人
これらの人で、頭皮を悪くしている人はいませんが、成果の出方に大きく差が出ます。一番成果が思ったように(私が予想するように)なってきている人は「1」の人です。
一番成果が思ったようにならない人は、「3」の人です。「2」の人は、上手くいったり行かなかったりで安定しません。
何故違いが分かるのか?
返信頂く内容を見ていると、言葉とか話が食い違ってくるからです。もう何年も前から、皮脂を取るようなことはしてはいけませんよ。クレンジングなんて持ってのほかですよ。
と助言している上に、そうならないような使い方を指導しているのに、指導通りにしていないのですから。
そりゃ良くなりませんわ。「先入観」とか「固定観念」とか「思い込み」って怖いですね。
43号は平成18年(2006年)3月12日に配信したメールマガジンです。