抜け毛ほど「理論と現実は違うなぁ」と思うことはありません。多くの人は(まずほとんどの人でしょうね)、抜け毛が薄毛の原因だと思っています。
平成19年3月22日67号「抜け毛が無くなって、毛だけが生えてくれば良いのに」とか「シャンプーを替えたら、抜け毛が増えて薄くなってしまったじゃない」とか。
私もず~と昔は、抜け毛が増えるから薄くなるのだと思っていました。
ところが、現実に薄毛のご相談を受けていますと抜け毛が異常に多くなっていて薄くなっている人は、いないのです。
確かに、現実に「抜け毛が増えてきて薄くなった」と訴える人はいます。そんな人でも、シャンプー時に感じる抜け毛の本数は、多くても50本程度くらいで、70本を越える人はいません。
時折、「シャンプー時に70本以上抜けている」と訴える人もいらっしゃいますが、相談室で洗ってみても、そんなに抜けません。
中には、シャンプー時の抜け毛を集めて、1本1本数えて、70本以上あったと言う人もいます。
でも1日だけしか数えていないので、それが正しいのかは分かりません。2日に1回洗髪して70本以上抜けているなんて言うのは論外です。
って言うか、そんなに気にしているから抜けるとも言えますね。
そして、「多い多い」と訴えるのは、女性が圧倒的です。女性は髪が長いので「ちょっと増えるだけで多い」と感じるのです。
「多くなった。多くなった」と言う人に、「それでは多くなったと感じる以前は、 どの程度の抜け毛だったのですか」とお聞きすると、多くの場合、「覚えていません」とか「全く目立たなかった」とおっしゃいます。
ここからは、私の推測です。
「毛が抜ける=薄毛になる」と思い込んでいるので、薄くなった時に抜け毛が気になってしまい、
抜け毛が増えたと思っているのではないか?と言うこと。
だって、30本や50本程度抜けるだけで薄くなるなら、それだけ生え変わっていないと言うことでしょ?
そのことの方が問題じゃないのですか?
通常の毛の総量と毛の寿命から考えると、シャンプー時に30本や50本の抜け毛があるのは、当たり前だからです。
そして、本当に抜け毛が多くて(常に50本以上抜けている人)に、「薄くなる以前の抜け毛ってどの程度あったか」を聞いてみると、
「いや~。けっこうたくさん抜けていたけど、薄くなっていたわけではないので、 気にならなかったんですよ。」と言う答えが返ってきます。
そして、このような抜け毛の多い人に限って、ケアをし始めても回復するスピードが早いのです。
本当にびっくりするくらいのスピードで回復する人もいますし、「ここは無理だろう?」と思われる部位が回復してくる場合だってあります。
ところが、抜け毛が増えたと感じる前の抜け毛について、「覚えていない」とか「ほとんど目立たなかった」とおっしゃる人の場合は、思った以上に回復するスピードが遅いです。
このような人に限って、頭皮が正常に戻り、毛が増えてくる可能性が出てくると、抜ける毛の本数が正常に戻っていくので、抜け毛が増える場合もあれば減る場合もあります。
要は、増える季節や増える要因・環境になれば増えるし、減る季節や減る要因・環境になれば減るのです。
が、中々毛が増えたと実感できるところまでは行きません。たぶん、残っている毛のレベルが低いことから、通常のレベルにまで戻るのに、時間がかかるからだろうと思います。
このように、現実には抜け毛の多い少ないは、薄毛とはほとんど関係がないだけでなく、
理論的に考えると、以下のように思います。
育毛剤なんかの広告では、以上のようなことを論じていますよね。
でも、現実を見てみると正反対で、以下のように思います。現実には、そうなっています。
間違って欲しくないのは、「抜け毛が増えれば毛が増えるのだ」とは言っていないこと。
言いたいのは以下の4つです。
抜け毛についての詳細は、以下の2つをご参照下さい。
抜け毛とは何?どうして抜ける?
寿命を全うできずに抜けるのはどんな時
さて、“あなた”今どうでしょう?毎日洗髪していて、洗髪時に20本未満しか抜けなくて薄いですか?それとも、フサフサですか?
って言うか、抜け毛と薄毛には直接的な因果関係がないのです。
抜けるべき毛がちゃんと抜けて、ちゃんと生え変わるようなケアを行いましょう。
育毛は頭皮のことを考えましょう。頭皮は人それぞれ、だから育毛法も人それぞれ。薄毛の原因も人それずれなので、薄毛の改善パターンも人それぞれなのです。
『薄毛の対策は育毛相談WEBの頭皮回復から』
効果がある言われる育毛剤を使っても毛は増えません。抜け毛が減っても増えない。発毛しても育毛にはならない。他人様の育毛の成功体験ほどあてにならない。
薄毛は個体差があり、効果的に育毛を行うには、その人の習慣や体質・環境に大きく左右されます。 一般的な情報は、あなたには役立たない情報になるだけでなく、かえって負担を与えたり、畑違いのケアになることさえあり、せっかく行っているケアが頭皮を痛める素にもなりかねません。効果的に育毛を行う為にも、あなたの個別の相談を受けましょう。