成長ホルモンを補充する行為は自殺行為かも??
今後の問題提起!
成長ホルモンを補充し分泌を促すサプリを飲んでいると分泌力が低下するかも
成長ホルモンが育毛役立つのかどうかは分かりません。が、ある程度役立つであろうとは思われます。
ただ確実に言えることは、性ホルモンを操るのと同じくらいの危険性はあると言うことです。HGHとか人成長ホルモンで調べると、良いことばかりの情報が出てきますので、ここではマイナス面を述べることにします。
成長ホルモンの分泌が無くなる
小人症と言う病気をご存知でしょうか?簡単に言うと下垂体からの成長ホルモンの分泌が少ないか無い病気です。
その為身長が伸びないので、成長ホルモンを注射にて補充するそうです。その他、体が弱いとか体力がないとか色々と制約があるようです。概ね、治療は骨が成人なみになるまで続けるようです。
一生成長ホルモンの補充が必要
が、成長ホルモンを補充することを止めると、少なく分泌されていたホルモンの分泌が無くなってしまうようなのです。だから、体力を維持するためにも成長ホルモンの補充は続ける必要があるのだそうです。
活動することが成長ホルモンの分泌を促し老化を遅くする
じゃあ、健康な人が成長ホルモンを補充したり、成長ホルモンの分泌を促すサプリメントを摂ったりしたらどうなるのでしょうか?大規模な疫学的な長期にわたる調査がないので、予測するしかありません。
ここで考えて欲しいのは、人間の体は筋肉でも内臓でもホルモンの分泌でも、活動して動かしていることで正常に働くと言うこと。
例えば、30歳の人で、1キロの通勤距離を毎日歩く人と毎日バイクで通勤する人がいたとします。これを30歳から35歳まで毎日続けて、会社でのお仕事は二人ともずっと座ってのパソコン業務。
はい。ここで問題です。
5年間1キロの道のりを歩いていた人とバイクで通勤していた人とどちらの方が足腰がしっかりしているでしょう?
誰でも分かりますよね。歩いていた人ですね。
成長ホルモンを摂っている時は良いが・・・
- 小人症の人が成長ホルモンの補充を止めると分泌がさらに少なくなること
- 動かさないでいるとその機関や組織は働きが弱ってしまうこと
これら二つのことから言えるのは、健康な人が成長ホルモンを補充したり、成長ホルモンの分泌を促すサプリメントを摂ったりすると、その後が非常に怖いと言うとです。
自分の成長ホルモンを分泌する力が弱ってしまい、摂るのを止めると一気に老けてしまう可能性大と言うことですね。下手をすると命にかかわることかもしれないのです。
HGH=人成長ホルモンには、成長ホルモン自体を補給するものと成長ホルモンの分泌を促す助けをするものがあるようですね。
いろんな言い訳で安全性を訴えようとしますが、使わないでいるとその器官や組織は働きが弱ってしまうことは変わらないので、製品自体に問題や危ないことがなくとも、その方法が危ないのですから、成長ホルモン関係のものを呑んでいる方は十分ご注意を。
成長ホルモンの分泌を促す
ちなみに、成長ホルモンの分泌を促すなら安全な方法があります。それは、筋トレをすることと夜間(10時~2時)にぐっすりと眠ることです。
- 膝を曲げた状態でゆっくりとスクワットを30回
- 両手を肩の1.5倍程度に広げてゆっくりと腕立て伏せを20回
誰でも乳酸が溜まります。すると成長ホルモンが通常の100倍以上も分泌されるようです。ただし、これらをした後には、十分筋肉を伸ばしてあげて下さいね。硬く固まってしまうと体がしなやかになりませんから。一番理にかなって安全ですね。
もうひとつ。
国際オリンピック委員会は、成長ホルモンもドーピングの対象にしたいようです。
薄いところに発毛させて薄毛を直したい
「薄いところに発毛させて薄毛を直したい」と言う女性・男性が非常に多いですね。この希望が多いから、昼間のTVでは女性向けのウイッグのCMが多いのでしょうか?
ウイッグを使い始めると
CMは、明るくて前向きでおしゃれで、ウイッグをつくればすべてはバラ色のようなイメージですが、そんなのは全て嘘ですよ。
ウイッグ=かつらを作り始めると、薄毛の進行に拍車がかかり、毎年かつらを作り直さないといけなくなり、他にも色々と薄毛以外にも心配ごとが増えます。
弱い細い毛だけが生えてくる
薄いところは、一番弱ってダメージも深く進行して弱い細い毛しか育ってこないからこそ分け目が広がっているだけです。こんなところに発毛させても今生えている弱い細い毛と同じくらいの毛しか生えてこないので薄毛は解消できないのです。
それよりも、生え替わって発毛してくる毛が本来の太さと長さに育つケアを積み重ねることで、段々と良くなっていきます。そんなケアをお勧めします。世の中に魔法はありませんから
35号は平成17年(2005年)10月29日に配信したメールマガジンです。