発毛しているのに薄いのです
今号の問題提起
薄毛が治る育毛の効果・毛が増える育毛の効果とは、発毛することではなく生まれ替わってくる毛が太く成長すること
ある男性からのご相談です。男性曰く
「私の場合、頭頂部周辺が透けていて、その部分以外は全く気にならないので、透けているところに発毛させて地肌が見えないようにしたいのですどどうすれば良いのでしょうか?」
毛が増える育毛の効果は発毛するではない
たぶん、多くの人は「自分も薄毛になったかな?」と感じた時に、この男性と同じように「薄い部分に発毛させる育毛効果」を考えると思います。
この男性の場合はたまたま頭頂部ですが、生え際から後退してくる人の場合は「生え際に発毛させる育毛効果を」になるでしょうし、女性の場合には、分け目が目立つようになってくる場合が多いので「分け目に発毛させる育毛の効果を」なんてことを考えるのですね。
その心は「発毛させる育毛の効果なら、ちゃんと太くて成長する毛が生えてくるはず」なんですが、現実には細い成長しない毛しか発毛してきません(だから薄毛になっているのです)。
発毛させる育毛の効果は頭皮が疲弊する
ところが、ここに大きな落とし穴があります。「発毛させる育毛の効果」を多くの人が望み、発毛効果の高い育毛剤を使い始める人が多いです。今は色々な発毛効果を謳った製品が出ているので、半年くらいのサイクルで色々な製品を渡り歩いている人も多いようですね。
「発毛させて密度を濃く」なんて女性向けの製品までありますから、それだけ育毛の効果で発毛すれば毛が増えると思っている人や思わされている人が多いと言うことでしょう。
発毛させるとは「弱くなった力を無理に使うこと」なので、頭皮が疲弊してしまうのです。
結果、私のような小さい無名のところにご相談にいらっしゃる頃には、頭皮が疲弊している上に髪までも痩せてしまっていて、この状態から脱するのに苦労する人ばかりなのです。
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細くなるから密度が広がり透けて見える
私は、この男性の薄い部位を見ましたが、
- 透けている部位の毛の太さにばらつきがあること
- たぶん気になっている部位だけが悪いと感じていらっしゃるが、その周囲にも段々と広がっているような傾向が見えること
太くなる育毛の効果ならフサフサに戻る
これらのことから、
- 「透けて見えるのは発毛していないからではないこと」
- 「段々と細い毛しか育たなくなってきているから密度が広がり透けて見えること」
- 「だから、毛が太く育つ育毛の効果のあるケア方法をきっちりと行えば半年から1年もすれば、毛の太さが戻ってくるので透けている部分は隠れるようになりますよ」
とお答えしておきました。
発毛する育毛の効果で毛が増えると思わされているだけ
ところが、多くの人は早く安く簡単に何とかしたいと望みますし、そのような育毛の効果が出来ると訴えている広告や情報が多いので、頭皮を綺麗にして発毛効果の高い製品を使い始めます。
発毛させるケアの育毛の効果は後が続かない
一時的に良くなる傾向が出てきて期待を持たせる場合も多いのですが、それが1年2年3年・・・5年・・・と続かずに、反対に
- どんどんと透け具合がひどくなり
- 透ける部分が広がっていくようになります。
基礎を整えるケアの育毛の効果が効果的
この男性の場合は、ちゃんと基礎からのケアを着実に実践されましたので、半年程度の育毛の効果であっけなく透けている部分は密度も濃く戻りました。
男性曰く
「最初は面倒にも思い高価にも思ったけど、使ってみると案外単純で、私にとっては安い買い物でした。」と感想を頂きました。
今、この方は
「もっと増やしたいけど何か良いものはないか?」とおっしゃっていますが、
私は
「今が貴殿の限界だと思います。これ以上は無理を強いる結果になるので、毛を無くすかもしれませんよ。」と答えておきました。と言うことで、この男性は基礎的なケアだけを習慣にして続けられています(もう薄くなるのは嫌だからです)。
頭皮に無理強いする育毛の効では毛を無くす
- 発毛させるのは、頭皮に無理を強いる育毛の結果になる
- 無理を強いする育毛の効果でも、それを生かすだけの力があれば効果は出るが、薄毛の人の頭皮にはその力がない
- その上、頭皮を綺麗にし過ぎることは、使う製品や方法によりマイナス面の方が多く出る。(詳しくは1号~4号を参照下さい)
39号は平成18年(2006年)1月9日に配信したメールマガジンです。