40号:医師の行う薄毛治療にご注意下さい。薬は毒。

医療は労働集約型の産業の典型。どこで収益を上げるかと言えば、薬を処方するしかない。だが、薬はは毒だから長期間服用で毛を無くすこともあります。 

40号:医師の行う薄毛治療とは毒である薬を使うだけ

今号の問題提起
薬は毒だから効く。短期間の使用で治療して病気が治れば不要になるのが薬。

医師と言うと、多くの方は「難しい国家資格を持っているから信用できる人」とか色んな形で良いイメージや憧れを持ってみていると思います。

良心的でない医師が増えつつある?

ところが、1980年以降のことでしょうか、医師だからと言うことがそのまま良いイメージで捉えることができないようなことが多発していますね。

たぶん、多くの医師は良心的で献身的に医業に取り組んでいらっしゃると思いますが、一部にそうでない人たちがいるようですね。この辺はニュースや新聞を見て下さいね。

医療は労働集約産業の典型

さて本題です。

医療は、元々労働集約型産業の典型で人手のかかる大変な仕事だと言うことです。にも関わらず、「医師=お金持ち」と言う構図が一般の人の頭にあるのは、現実に医師の家は大きくお金持ちだから。

いつ病気の人や怪我をした人が病院を訪れるか分からないから、1年365日休み無く医業をしているのでお金を使う暇がない!と言うのも当たっていると思います。良心的に献身的に医業に取り組んでいる医師はそうです。

薬を処方しないと儲からない現実

反面、そうではない医師もいらっしゃいます。個人病院なんかでは、休日はきっちり休みますし、長期休暇なんかもとりますよね。これはこれでは悪いことではなく、当たり前のことで何ら問題のあることではございません。

薬優先の医師と養生法優先の医師

ところが、同じような個人病院でも医師により治療方針が大きく違うのですね。ちょっと風邪を引いただけの患者に薬を3つも4つも出す医師もいれば、ちょっと風邪を引いただけなら薬は一切出さずに、養生法を指導する医師もいます。

さて問題です。

  1. お金持ちの医師はどちらでしょう?
  2. 患者が多く、はやっている病院はどちらでしょう?
  3. 人間の体と薬と病気のことを良く知っている医師はどちらでしょう?
  • 「1」と「2」は、薬を3つも4つも出す医師です。
  • 「3」は、養生法を指導する医師です。

保健医療は薬を出さないと収入にならない

医療は労働集約型産業の典型と言いましたが、それだけ人件費や器具等に費用ががかかり、通常の診察料や初診料だけだと成り立ちにくいのです。患者は生身の人間ですから、機械のように流れ作業で治すなんてできないのです。

が、薬を使うと楽ですし、薬を出すことで病院には大きな収入になります。それが、保険医療だから。

患者側にも責任があり

また、患者は魔法のような医術を望みます。それを叶えるには薬をたくさん出す方が良いのですね。フラセボ効果と言って、ビタミン剤を風邪薬だとウソを言って医師が出しても効くのですから。

薬が病気を治すではなく体が病気を治す

風邪を例にとると分かりやすいですね。風邪にかかるのは、通常体が疲れていてウイルスに対する抵抗力が落ちている時です。風邪薬を飲むと言うのは、このウイルスによる風邪の諸症状を弱める為に飲むのですね。弱めている間にゆっくりと休んで体に抵抗力を付けることで風邪が治るのです。

だから、通常医師は薬を出しますが、「体を温めてゆっくり休む」ことを助言するはずです。

薬はウイルスに対してだけ作用するのではなく、人間の体に対しても作用します。それに打ち勝つ力を取り戻す為にも「ゆっくりと休む」必要があるのです。

「3」の人間の体と薬と病気のことを良く知っている医師は、薬を出さずに養生法を教える医師だと言う理由が分かるでしょう。

皆さんの中にも、病院に行き風邪薬をもらって飲んだけど、「ゆっくり休んで体に力を取り戻すこと」をしなかった為に、中途半端な状態で風邪が治りきらない経験をした人も多いかと思います。

育毛の世界でも薬で治そうとしてこじらせる事例が増加

とまあ、医療に対して色々書いてきましたのは、最近は育毛の世界でも医師がたくさん進出してきて、薬の力で治そうとする治療をして、結果的に毛を無くすだけなく体までも壊している人が多いからなのです。

人は数値で表せない。数値に出ない不調はあるもの

育毛の薬を処方しながら、定期的に検査をして異常が出ていないかを調べているようですが、健康診断で異常な数値が出ていないのに体に不調がある人や元気のない人なんてごまんといます。

体調不調や元気がない人に薄毛の人が多いのに、数値に異常が出ていないから大丈夫なんて言うのは、医師が責任逃れの為にしている検査としか私には思えません。医師の責任逃れの為の検査にかかる費用を、薄毛で悩んでいる患者が出しているのですから、何かおかしくないかい?

薬は体にとっては毒。毒だから効く

風邪薬のところでも書きましたが、ほとんどの薬は人間の体にとっては毒です。毒だからこそ効くと言っても過言ではないと思います。

だから、医師は検査をして異常がでないかを調べながら薬を出すのですが、そんな危険を犯してまで飲む薬で毛が復活して伸び続ければまだ良い方です。

薬で生えた毛は薬の支えがなくなると抜ける

が、薬で生えて伸びた毛は、薬を止めればすぐに抜けてしまい、元の薄毛ではなく、もっとひどい状態になってしまいます。体を壊すことさえあります。

今回は、医師が絡んできている内容でしたので、少々長くなり過ぎました。また、blogに書いているような相談者が少しずつ増えてきているので、注意を促す意味でも書かせて頂きました。

39号は平成18年(2006年)1月31日に配信したメールマガジンです。

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