19号:心で感じることと顔に出していること

人の心と体は表裏一体。心が「嫌」なのに顔で笑って、表裏が別になっていると、イライラ・苛立ち・心に余裕がなくなり毛の生育が悪くなるのです。 

心と体は表裏一体で健康だが・・

今号の問題提起!
心で泣いて顔で笑っている環境はストレス過多で心に余裕がなくなり、毛の生育に影響を及ぼす。

最近ご相談を承っていると、特に頭皮に異常がないのに、全体的に毛が少なくなっているとか、元気がないとか、細くなっているとかいった症状の人によく出会います。若い男性や女性に多いパターンです。

素直そうに見える男性は危ない

今の若い男性の多くは、小さい時から親の言うことを素直に聞く「良い子」に育てられています。素直に言うことを聞いて、言われたことを忠実に守っていれば、たいてい「希望を聞いてくれる」「叱られない」「失敗しない」ことを経験的に体が覚えています。

その為、心で嫌だと感じていても、顔ではニコニコして素直に聞いて、素直に行っているようなフリをするようになってきます。

そのようにしていれば、自分の希望が受け入れられるし、そのようにしていれば誰にも非難されないし、馬鹿にされることもないし、いじめられることもないからです。

思った通りにならない現実

そんな習慣が染み付いているので、本当は心で思っていることを素直に表現できない若い男性が多くなっているのです。特にパッと見た感じでは「おとなしい」男性に多い傾向があります。

ところが社会に出たり、親元を離れて大学に入学して一人暮らしをするようになると、顔でニコニコして素直にしていても、回りは自分の思ったようにならないことに苛立つようになってきます。

直接お会いしてお話を聞いていても、

  • 「どこか落ち着きがない」
  • 「どこかイライラしている」と言う若い男性が多いです。

そう言う人に限って、自分では中々決断ができない場合が多く、「どうしたいのか」をはっきりできない優柔不断な人が多いです。

以上に書いたのは若い男性の場合ですが、女性の場合は少しばかり傾向が違います。

女性には女性特有の特徴がある

女性は元々、その性としての特徴として、自分の周りに気持ちが行きがちです。

その女性が社会に出て仕事を始めると、周りの「ちょっとした事に無頓着な男性」と一緒に仕事をするようになります。

無頓着な男性にイライラする

日本はまだまだ男性社会で女性の上司は非常に少ないですから、「周りのちょっとしたことが気になる女性」が、「周りのちょっとしたことに無頓着な男性」の指示に従うことになります。

上司だから、気になることを注意する訳にもいかずに「顔で笑って」心では「何をしているの!」とか「私よりも仕事の出来ないのに偉そうにしている」と言うような不満だらけになり、「イライラしたり」「感情の起伏が激しくなったり」してきます。

男と女では性としての特質が違う

これは結婚生活も同じで、男性は少しくらい散らかっていても気にならない場合が多いですが、女性にとってはこの少し散らかっていることがたまらなく気になる場合が多いのです。(片付けられない女性の場合は別で、反対の立場になるようです)

毎日のことですから、どんどんこの「イライラ」が溜まっていくようになります。

若い男性の場合も女性の場合も、傾向こそ違いますが、「顔で笑っているが心で思っていることが違う」ことが、精神的には大きなストレスとなってきます。

イライラ・苛立ちが毛の生育に影響を及ぼす

こう言う傾向にある人の場合には、いくら外部からのケアに力を入れても中々上手く毛の回復に至らないことが多いです。

やはり、ご自分の生活の中で「イライラ」を緩和させる習慣や、弊社の「理気健康茶」等で、ご自分の気持ちに余裕を持たせたりする必要があります。

どうか、製品や外部からだけのケアに責任を押し付けないで下さい。育毛は対象となる「貴男」「貴女」が主人公であって、製品やケア法は助演するか環境整備しかできません。

ご自分のことは自分だけしか出来ません。実践できるのは「貴男」と「貴女」だけです。育毛の主人公は「貴男」と「貴女」です。製品やケア法は主人公にはなれません

今号の最後に

今回書いた内容は、あくまでもご相談にいらっしゃる人の中に「こんな人もいますよ」として書いていますから、全ての人を対象に書いているのではありません。あくまでも「こんな人もいますよ」として書いているので、これに当てはまらない人や場合も多いと言うことはご理解下さい。

19号は平成16年(2004年)3月21日に配信したメールマガジンです。

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